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人造昆虫カブトボーグ V×V 第2話
出来る限り、本編を視聴の後でご覧下さい。
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ボオオオオオグバトォ!
それは熱きボーグバトラーたちの戦い!
ボオオオオオグバトォ!
それは人生の縮図! 男のロマンである!
「いっけー! 俺のトムキャット・レッド・ビートルー!」
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| アバンタイトル |
という訳で第二話からはアバンタイトルが挟まれるようになりました。
それにしても、よりにもよって人生の縮図、男のロマンとは。プロレスかい。
尚、一話で名前が出てこなかったキャラですが、エンドロールで名前が出てきたので分かってるものとして進めます。
さて、例の胡散臭いオープニングが終わって本編が始まりました。
雷雲が音を鳴らす曇り空、勝治が病院の一室で医者と向き合っています。
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| 今回のメインキャラクター |
「先生、どうなんですか? もったいぶらずに教えて下さい!」
なにやら、いきなり深刻な雰囲気です。
「ああ、そうだな…ハッキリと言おう…。君の病名は――」
医者の言葉に被さるようにして鳴る雷。視聴者には病名は聞こえませんでした。
ハッキリ言うんじゃないのか。
「…そんなぁ!」
しかし勝治には声が届いたようで、驚いて目を見開きます。
どうやら、かなり重い病気だったみたいですね。なにやら欝展開の予感。
場面が変わって、今度は『LOID'S PARTS SHOP』というお店。
店内ではカウンターにロイドさんがいて、フロアではなにやらリュウセイとケンが話をしています。
どうやら一話で『ロイドさん』と呼ばれていた男はカブトボーグ専門店の店長だったようです。
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| ロイドの店 |
「違うぞ、ケン! そうじゃねえ! チャージ・インの時の手の振りは、もっとこう! こんな感じだ!」
「…こ、こうか?」
「違う! もっと魂を込めて! 何だったら毎回叫べ!」
「こうか! はぁーっ!」
「うん、だいぶ良くなった!」
身振り手振りでチャージ・インの方法を伝えようとするリュウセイと、それを真似するケン。
お前はどこぞのミスタージャイアンツか。
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| ボーグは感覚でやるもの |
「ソウデスネー。ボーグバトルハチャーズィーニ始マリ、チャーズィーニ終ワール。素振リハ大切デース!」
相変わらず何かイラッとくる喋りです、この人。
叫び声をあげながら何の意味があるのか分からない素振りの練習を続ける二人。
そこへ息を荒げた勝治が扉を開けて駆け込んで来ました。
「勝治!」
「よお、勝治! 遅かったな!」
「聞いてくれよー! ケンのやつがまたこんなパーツを…」
勝治に駆け寄って、手に持ったカブトボーグのパーツらしきものを見せるリュウセイ。
それにしても妙にでかいパーツです。どこにつけるんでしょうか。
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| 謎のパーツ |
そんなリュウセイの手を勝治が払いのけ、パーツが床を転がります。
突然の勝治の行動に三人は唖然とするばかり…。
「リュウセイくん……僕と戦え!!」
いきなりの宣戦布告。そして、サブタイへ。
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| サブタイ |
もうサブタイからして色々と想像つくでしょうが概ねスルーで行きましょう。
「なんだってー!?」
「いきなりどうしたんだよ! どうしてリュウセイと勝治が戦わなくちゃいけねえんだよ!」
「……」
「何か理由があるのか……?」
「理由なんかない。ただ決着をつけたいだけだ。いいから僕と戦え!」
リュウセイとにらみ合い、逃げるように視線を逸らした勝治は呟きます。
「僕には時間がないんだ……」
冒頭で告げられた病名が、そんなにも重いものだったんでしょうか。
どこか切羽詰った感じです。
「何言ってんだよ! 意味が分かんねえよ! 勝治、俺たちは仲間だろ!?」
「仲間? 仲間だったら戦えないのか? ……だったら言うよ、僕らはもう仲間なんかじゃない!」
最初から仲間じゃなかったとは言わないで『もう』と言う辺りに、なにやら勝治の譲れないものを感じるような。
「勝治……」
「そうか、だったら尚更お前とは戦えないな」
「どうして!?」
「俺とお前に、戦う理由がないからだ!!」
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| 絶対にノゥ! |
「理由ならある!」
「だったら話せ! その理由ってやつをな!」
どんな理屈を使ってでも理由を引き出そうとするリュウセイ。言いたい放題です。
それにしても、一話の時もそうでしたが訳の分からない理屈を勢いで押し通す子供ですね。
「マァマァ、ミナサーン! ソンナ怖イ顔シテナイデ、オ茶デモ飲ミマセーンカァー? 落チ着イテ話シ合エバ、ソレデ……」
「もういい!! どうしても戦わないというのなら、僕にも考えがある……必ず戦わせてみせるからね!!」
なだめるロイドさんの台詞を無視して、店を出る勝治。
どうやらその意思はとても固いようです。
時間は変わって、その日の夜、勝治は自分の部屋で黙々と何かを紙に書いていました。
 |
| 作業中 |
「リュウセイくん……必ず君との決着、つけるからね……」
苦しそうな顔でつぶやく勝治。
一体、何を書いているのでしょう。なんか嫌な予感しかしないんですが。
翌日、商店街を歩きながら二人で話をするリュウセイとケン。
「それにしても、何だったんだろうな。昨日の勝治、何かおかしかったよな?」
「ああ、そうだな……」
リュウセイも、勝治の態度が気になるのかどこか上の空の様子。
そんな二人の耳に、小さな声が届いてきました。
「ほらほら、あの子よ」
「まあ、逃げてるの?」
「ん?」
「なんだあ?」
見れば街行く人々が二人の方を見ながらヒソヒソと何かを話しています。
雰囲気的に、あまり良い話をしているようには見えません。
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| 噂されちゃってる |
「何言ってるんだ? こいつら?」
状況を飲み込めず不思議そうに辺りを見回すケンとリュウセイ。
すると、何か聞き覚えのある声が…。
「みなさん! 聞いて下さい! 天野河リュウセイは僕との勝負を逃げているのです!」
二人が視線をやると、なんとそこにはお立ち台に立ちながら拡声器で演説をする勝治の姿が。
内容は勿論、リュウセイを貶めるような内容です。
それにしても、なんて陰湿な手を打つ子供なのでしょうか。本当に小学生なのか。
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| 街頭演説 |
「そうです! 天野河リュウセイは度重なる勝負の申し込みを、何だかんだと理屈をこねて対戦を避けているのです! こんな弱虫のボーグバトラーを許していいのでしょうか!」
そんな演説にしっかりと付き合ってビラを受け取る優しい人々、もとい、おかしい人々。
というか昨日作ってたのはこのビラだったのか…無駄に労力注ぎ過ぎです。
「おい! 勝治! 何してんだよ!」
勝治の胸倉を掴むケン。そりゃあ、こんなことしたらケンも怒りますよ。
「離してよ! 暴力を振るうつもり?」
「お前なあ…」
「勝治、自分が何をしているのか分かってるのか?」
ええ、何をしているんでしょうね…本当に…。
「ああ、分かってる。そしてこれは嘘じゃない。僕との戦いを避けてるリュウセイくんの方が弱虫ってことはね!」
これだけのことをしておきながら『弱虫』って言い方が妙に子供っぽいですね。
やはり小学生か。
「何故だ! 俺たちは仲間じゃないのか!? 親友だったはずじゃないか! 何故だ……何故なんだ、勝治!!」
リュウセイの必死の問いかけにも勝治は沈黙を守ります。
「明日の早朝、市営コロシアムで待ってるよ。決着をつけよう」
そして勝治は、それだけを言い残してその場を立ち去ります。
市営コロシアムて。そんなもんを市営しちゃってるのか…。
あと、どうでもいいけど自分で作ったお立ち台くらい自分で片付けて行こうよ、勝治。
 |
| 不法投棄 |
場所と時間が変わって、ロイドさんの店で先ほどの勝治の態度について話をするリュウセイとケン。
「まったく! なんなんだ、あいつ! 友達だと思ってたのによお!」
「よせ! 勝治のことを悪く言うな!」
ケンは再び怒りが再燃したようですが、リュウセイは勝治の異変に気づいているようでケンをなだめようとします。
「何言ってんだ! 悪く言ってるのはあいつじゃねえか!」
「やめろ! あいつは俺の……俺たちの友達だ!」
「でもよォ!!」
「黙れッ!!」
勝治の行動に納得できないケンと、そこに何か理由があるはずだと考えるリュウセイ。
互いの意見が食い違い、喧嘩寸前までヒートアップしています。
うーん…子供の癖に妙に熱いシーンをやってくれますね…本当に小学生なのかこいつら。
「オーゥノーゥ! ヤメーテクーダサーイ! フターリーガ喧嘩シタッテショウガナイデショー!?
マズハ落チ着イテェ。勝治クンガアンナコトヲ言ッタ理由ヲ考エルベーキデース」
その熱さに冷水ぶっ掛けるか如きロイドさんの登場。
言ってることはまともですが、喋り方と妙な姿勢が合わさってやたらと鬱陶しいです。
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| 変な姿勢 |
「そんなこと分かってるけど……」
流石に熱くなっていた二人もロイドさんの言葉に冷静になります。
「分からない、俺には分からないんだ。何故、勝治が突然あんな風になっちまったのか、さっぱり分からない!」
きっと視聴者も色んなことがさっぱり分からないと思います。
「…………」
「それは私から説明させてください!」
と、リュウセイの台詞のせいで流れた沈黙を破るように突然、女性の声が。
三人が店の入り口を見ると、そこには黒い服に身を包んだ若干目が死んでる女の人が立っていました。
 |
| 今回のヒロイン |
「アナタハ……?」
ロイドさんが訊くと、意外なことに答えはリュウセイとケンから返って来ました。
「「勝治のお母さん!!」」
勝治の行動の真相を知るだろう母親が登場して、Aパート終了。
まあ視聴者は大体どういう話かは分かってるんですけどね。
そんなこんなでBパート開始
「「勝治のお母さん!!」」
視聴者にも分かりやすく二回言います。
別に、そんなに重要な情報ではないと思いますが。
「リュウセイくん……どうか勝治と、息子と戦って下さい…!」
「ええっ?」
意外な人からのお願いに、驚くリュウセイ。
「ドウイウコトナノデスカ? オ母サン?」
「勝治にはもう時間がないんです…」
勝治と同じようなことを言う勝治ママ。
目を伏せながら、これまでの経緯を語り始めます。
「つい先日のことです。皆さんもご存知だと思うのですが、勝治はあまり体が丈夫ではありません。
勝治が健康診断の為に病院へ行くと…」
ああ、もう何度目か分かりませんけど一応言っておきましょう。
そんな情報、聞いたこともないです。
そして話は冒頭のシーンへと繋がります。
 |
| 冒頭へ |
「君は不治の病に冒されている。君の余命は、持ってあと三日だ」
医者からの余りにも衝撃的な宣告。勝治が驚くのも無理はありません。
というか余命三日になっても医者から告知されなきゃ気づけない病気って何だ。
もしかして、とんでもないヤブ医者なんじゃないでしょうか、この先生。
 |
| 三日だ |
「私達は、どう言葉をかければいいか分かりませんでした。でも勝治はその事実を冷静に受け止め、ある決断をしたのです」
うん、とりあえず入院しましょうよ。
例え不治の病だろうと、とりあえず入院しよう。
「そうです。あの子は残り少ない時間をボーグバトルに……最後の戦いの相手にリュウセイくんを選んだのです」
そんなこと言ってますが、実際にやってたのはビラ作りと街頭演説ですけどね。
「だからお願い、リュウセイくん……あの子と戦ってあげて!」
物凄いことになってきました。
流石に、そんなお願いは重すぎです。
 |
| 半ば脅迫 |
「勝治……」
勝治の状況を知ったリュウセイは、かつて勝治と出会った時のことを思い出します。
いきなり回想シーンかい。
『俺と勝治は三年前、ボーグバトルを通じて知り合った。最初は勿論、ライバルとして出会った』
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| ライバル |
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| として |
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| 出会った |
駅で切符を買おうとして金持ってないことに気づいた所を助けられたように見えるけど、気のせいですよね?
『あいつの流れるような美しいボーグバトルは芸術とも言えた』
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| 何故か戦う |
『三日三晩続いた勝治とのバトル。俺たちは燃え尽きた。
しかし、その勝負のあとは互いに認め合い、尊敬し、友情を育んだ』
普通に良い話ですね。
ただ、三日三晩のバトルとかそんなことしてるから勝治は体をおかしくしてるんじゃないでしょうか。
『俺とケン、そして勝治はいつも一緒にいるようになった。
気の置けない仲間。最高の友。親友。それが勝治だった。それなのに……』
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| ケンはいつの間に? |
 |
| そして誰? |
やっと、見たこともないカット満載の長い回想が終わりました。
途中で出てきた巨大な敵っぽいものは一体何だったんでしょう。気になります。
「嘘だ! 嘘だ!
勝治が、勝治がそんな……嘘だぁー!!」
突きつけられた現実に叫び声をあげるリュウセイ。
足元が崩れるようなという表現はわりと見かけますが、本当に足元が崩れて暗闇に落ちていきます。
単純ながら、中々に斬新な演出です。
 |
| 落下 |
またしても場面と時間が変わり、今度は深夜の勝治の部屋。
自分のマシンをいじっていた勝治が突然苦しみ出し、胸を押さえます。病気とやらは心臓のものなのか。
「うっ…まだだ! まだ死ねない!」
さっきまで街頭演説してビラ配ってた割りに、結構弱っているみたいですね。
切羽詰ってるのか詰まってないのかイマイチ良く分かりません。
「リュウセイくん、僕はずっと君に憧れていた。君は僕の最大のライバルであり、最高の友だ」
『ライバル』と『仲間』という部分に認識の違いはあれど、もうひとつの『最高の友』という部分は同じなんですね…。
机に置かれた勝治のマシンの上に水滴が落ちて弾けます。
それは勝治の両目から溢れる涙でした。
 |
| 泣き顔 |
この顔、ちょっと可愛いですね。
そういうのが好きなお姉さん方に人気が出てもおかしくないですよ。うん。
「だからこそ、決着をつけなくちゃいけないんだ……」
決意を新たにする勝治。
そして夜が明け、約束の時間に市営コロシアムで佇む勝治の元にリュウセイがやってきました。
ここって一話のギャラクシーカップを開催していた所なんですよね。市営だったのか。
「来てくれると、信じてたよ」
「真剣勝負だ。決着をつけるぞ、勝治」
心なしか二人とも、どこか晴れやかな顔をしています。
勝治もリュウセイも迷いを振り切ったのでしょうか。
「ちょっと待ったー!」
そんな二人に待ったの声が。
視線をやると、そこには駆けつけたケンとロイドさんが。
「見届けさせてもらうぞ! 勝治!」
友として、仲間として二人の戦いを最後まで見届けることにしたケン。何気に良い奴です。
ロイドさんも来てくれたんですが、なんかピースしてます。
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| イエーイ |
なにやってんの、この人。
「ケン……ロイドさん……」
「サァ! ボーグバトルノ、スタートデス!」
しかも仕切ってるし。
「チャージ3回! フリーエントリー! ノーオプションバトル!」
「チャージ3回! フリーエントリー! ノーオプションバトル!」
「いくよ! リュウセイくん!!」
「ああ、決着をつけよう!!」
前回と同じく、よく分からん宣言をしてバトル開始です。
きっともう、永遠にこの宣言について説明されることはないのでしょう。
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| 最後の決戦 |
「はああああ!!」
「うおおおお!!」
ケンとロイドさんが見守る中、全身全霊を込めてマシンのタイヤを擦る両者。
かなり勢いのあるチャージです。
「チャージ、イン!!」
「チャージ、イン!!」
二人の手から離れるマシン。
ステージに着地すると同時、すぐに勝治の攻撃が始まります。
「行け! 僕の愛機、エレクトリカル・スピードワゴン!!」
激しくぶつかり合う、二つのマシン。
というか相変わらず妙に名前が長いです。
 |
| エレクトリカル・スピードワゴン |
「何ッ!?」
「オカシイデース! コレハイツモノ勝治クンノバトルデハアリマセーン!」
「何て強引で荒らしい戦い……いつものスマートな勝治のスタイルはどこにいったんだよ!」
だから、そんなもん知らないってば!
「オ互イニ知リ尽クシタ相手ダカラコソ、アエテバトルスタイルヲ変更シタ。
形振リ構ワヌソノ姿勢ハ、勝治クンノ並々ナラヌ勝利ヘノ執念ヲカンジマース!」
「執念!?」
「勝治クンハ、今コノ瞬間ヲ、命ヲカケテ戦ッテイルノデェーッス!」
視聴者的にどうでもいいことを丁寧に解説してくれるロイドさん。
本当に命かけて戦ってるから笑えません。
「行け! エレクトリカル・スピードワゴン! 一気に勝負を…」
先手必勝で攻撃を畳みかけようとした瞬間、勝治の体に衝撃が走ります。
胸を押さえて膝をつく勝治。
 |
| その時、勝治に電流走る |
リュウセイはその隙を逃さず反撃に出ます。
「そこだあああああーっ!!!!」
 |
| 今だ! |
とても主人公のする行動とは思えません。本当にそれでいいのか。
「リュウセイ!!」
「リュウセイくん!!」
勝治の病気による隙を突いて一気に形勢を逆転させたリュウセイの行為に、驚愕の声をあげる観衆の二人。
(何故だ、リュウセイ。そこまでして勝たなきゃいけないのかよ。
勝治は残り少ない命をかけて、お前に挑んでるんだぞ。気持ちよく逝かせてやるのが友情ってやつじゃないのかよ。
頼む、リュウセイ、負けてやってくれ…!)
昨日まで勝治の態度の憤慨していたケンですが、事情を知った今は勝治に強い同情を抱いているようですね。
しかし、リュウセイは手を抜くことを良しとはしませんでした。
(何故、勝治は俺たちに病気であることを隠し続けたのか……それを言えば、俺に手加減されると思ったからだ!
負けてやることは簡単だ!
しかし、それは勝治との永遠の友情を裏切ることになるんだ!!)
なんかケンがすごい空気読めない子みたいになってます。
彼は彼なりに勝治のことを思ってるだけなんだと思いますけどね。
…なんでケンのフォローしてるんだろう。
(だからこそ俺は戦う……全力を尽くして、勝治を倒す!!)
「それが俺の…友情の証だあああああああ!!!!!」
 |
| 友情故に |
(そうだ、それでこそリュウセイくんだ。僕はそんなリュウセイくんに憧れていた……)
「我が永遠のライバル! 我が永遠の友よ!
それでこそ天野河リュウセイ!!」
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| 勝治、吼える |
病気の自分を気にせずに全力でぶつかって来るリュウセイを見て、勝治も涙を流して叫びます。
熱い展開だなあ。これまでの積み重ねさえあればの話ですが。
「リュウセイ……勝治ー!!」
二人の熱い友情に、外野の二人も両目から涙を溢れさせます。
「ソウ! コレデコソ友情! 涙ハ恥ズカシイコトナンカジャナイ! コレハ男ノ友情ノ証!!」
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| 恥ずかしいことなんかじゃない |
本当に何を言ってるんでしょう、この人。
「まだだ、もってくれ……僕の心臓! まだ僕は、まだ僕は倒れる訳にはいかないんだ!」
自身の体の限界を感じ始めた勝治。
呼応するようにエレクトリカル・スピードワゴンがトムキャット・レッド・ビートルの攻撃から抜け出します。
「もう、あまり時間がないみたいだ」
「勝治…?」
「勝負を決めよう。これが僕の、僕とエレクトリカル・スピードワゴンの最後の必殺技だ! この技に僕の全てをかける!」
まるで走馬灯のように勝治の脳裏に浮かぶ、相変わらず視聴者が知らないこれまでの仲間との数々の記憶。
それを振り切るように、勝治は最後の力を振り絞って必殺技を放ちます。
「うおおおお! デンジャラス・サンダー・アルティメット!!」
技名を叫ぶと同時、勝治のマシンから青い騎士のようなスタンドらしきものが登場しました。
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| デンジャラス・サンダー・アルティメット |
「死ぬな勝治! 俺を超えるまで、絶対に死ぬんじゃねえええ!!
レッドアウト・ゴールデン・マキシマムバーニングー!!!」
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| レッドアウト・ゴールデン・マキシマムバーニング |
相変わらず変なスタンドとか謎のメーターとか出てきたり、
ていうかこれレッドレッド・メテオバーストじゃね?とか色々ありますが、もう全てスルーしていきましょう。
「うおおおおおおおおおおお!!!!」
「うおおおおおおおおおおお!!!!」
ぶつかり合う二つのマシン。
その衝撃は眩いまでの光を放ち続けていました。
「勝治いいいいいいいいいい!!!」
叫ぶリュウセイ。
「リュウセイ……くん……」
どこか満足そうな勝治の声の後、トムキャット・レッド・ビートルがエレクトリカル・スピードワゴンを投げ飛ばします。
「…あっ!」
「アレハ…!」
宙を舞う、エレクトリカル・スピードワゴン。その先には…。
「「勝治!!」」
「勝治クン!」
皆が声をあげた次の瞬間、エレクトリカル・スピードワゴンはそのまま勝治の胸に突き刺さりました。
 |
| メタリック・ギガトンクラッシュ? |
勝治の胸から、ステージの上へと落ちるエレクトリカル・スピードワゴン。
同時に勝治も膝から崩れ落ちて倒れてしまいました。
「勝治ィー!」
「勝治ー!」
突然の出来事に、急いで勝治の元へと駆け寄る三人。
「しっかりしろ、勝治!」
「勝治!」
「勝治クン!」
抱き起こした勝治の顔は、とても安らかな表情をしていました。
死んじゃったのか…というかリュウセイが殺したのか…?
 |
| 綺麗な顔してるだろ、死んでるんだぜ、それ |
「勝治…」
「うおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
リュウセイの叫び声が市営コロシアムに空しく響きます。
まさかこんな決着になるとは神様とて思うまい。
ボロボロと涙を流すリュウセイでしたが、ふと、ある音に気づきます。
それはまるで心臓の鼓動のような…。
「勝治…」
「えっ!? か、勝治…?」
リュウセイの反応に、戸惑うケン。三人の視線が勝治へと集まります。
すると、どうしたことでしょう。勝治の目がゆっくりと開かれていくではありませんか。
「ん…ここは……」
 |
| 蘇生完了 |
リュウセイの一撃で死んだと思われた勝治でしたが、どういう訳か生き返ってしまいました。
どうやら若干、記憶が混乱しているらしく、第一声が『ここは?』でしたが。
「…あれ!? 僕、痛くない……痛くないよ! 僕の心臓が普通に動いてる!」
「奇跡だ!」
奇跡過ぎるわい。
「ソウカァ! エレクトリカル・スピードワゴンガ勝治クンノ体ニ激突シタ時!
ソノボディニ残留シテイタ、必殺技デンジャラス・サンダー・アルティメットノ電流ガ患部ヘト働キカーケテ、
奇跡的ニ勝治クンノ病気ヲ治シタンデースヨ!」
 |
| 治したんですよ! |
もうあまりにもツッコミ所が多過ぎて、どうツッコミを入れたらいいのか分かりません。
なんなんだ、これは。
「すげえや! そんなことって!」
「違う! これは奇跡なんかじゃない!」
「……エ?」
突然のリュウセイの言葉に驚く三人。
そんな三人に、リュウセイは言います。
「勝治の命をかけたボーグ魂が、不治の病を克服したんだ!」
いや、それはどうだろう…。
 |
| 克服したんだ! |
「リュウセイくん…」
でもまあ、勝治は感動してるみたいだし、これでいいのでしょう。
うん、いいよね。もう、どうでも。
「よかったな、勝治! また一緒に戦えるな!」
「…うん!」
(ナンテ素晴ラシイ光景ナンデショ。コレゾマサニ『健康第一』トイウヤツデショウ!)
 |
| 今回の格言『健康第一』 |
それは絶対に違う。
そんな光景をコロシアムの観客席から見ていた勝治ママ。
息子が生死の境目を行ったり来たりしたものの、円満解決したので嬉しそうです。
 |
| 嬉しそうな母 |
夜が明けて、彼方へと見え始めた朝日に向かって佇むリュウセイ、勝治、ケン、ロイドさん。
「さあ! これからも気合入れてガシガシバトルしようぜ!」
「「おおー!」」
三人はこれからも共にボーグバトルに励むことを昇る太陽に誓うのでした。

カブトボーグ第二話、完。
そして前回同様、胡散臭い英語の歌詞のエンディングが流れて次回予告。
ホワーイ! 昇竜軒ノハス向カイニ、全国チェーン展開ノ本格チャイニーズレストランガ進出ゥ!? ノーウ!
邪魔ナ店ヲドンドン閉店ニ追イ込ンデイルトイウ噂ァー!
ベストフレンズノ危機ニリュウセイクンタチガ立チ上ガール!
カクシテ、三対三ノタッグマッチガ!始マルッ!
ネクストカブトボーグ!
『守れ! 鉄壁のサイキック・ドラゴン・マスター』
熱キ闘志ニ、チャージイーン!
 |
| 守れ! |
どうやら次はケンの話のようですね。
□総合的な感想とか解説とか
第二話ということでメインキャラクターの一人である松岡勝治にスポットを当てた今回。
全く視聴者が感情移入できていないキャラが死亡する展開を持ってくる辺り、製作陣の姿勢が実によく分かります。
一話に引き続き、熱いストーリーを視聴者置いてけぼりのまま展開することに重点を置いた脚本ですが、
それでも今回は途中までなら一話よりもずっと視聴者がついてくることのできる内容となっています。
なにより、一話を見た視聴者の中に多かれ少なかれ耐性が生まれてしまっていることが大きいかも知れません。
そして、まるでそれを見越したかのように、今回は『話の結果に超展開を持ってくる』という手法がカブトボーグにおいて初めて行われることになります。
一話で随所に見られた『繋ぎに超展開を挟む』という展開は今回も見ることができますが、心なしか控えめになっています。
何故なら、そこは今回の見所ではないからです。
勝治が街中でビラを配るというのも、余命がいきなり三日しかないのも、全てラストの超展開を輝かせる為の布石に過ぎません。
一話で圧倒され、二話に若干の物足りなさ感じていた視聴者は、最後の最後で完全な不意打ちを食らうことになるでしょう。
これ以降カブトボーグは、お約束を踏破しつつ独自の超展開を話の核へと盛り込んでいくことになります。
今回の第二話は、その始まりであったのだと言っても過言ではないでしょう。
今回の使い捨てヒロイン
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| 勝治の母 |
□スタッフ
脚本:大和屋暁
絵コンテ:石踊宏、Hwang Young Sik
演出:しのゆきひろ
作画監督:Kim Jin
天野河リュウセイ:知桐京子
松岡勝治:三橋加奈子
龍昇ケン:渡辺慶
ロイド安藤:前田剛
勝治の母:仲尾あづさ
医者:松本忍
人々:大川朝美
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